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2018.05.21

日本臨床歯科CADCAM学会関西支部会:3Dプリンターと、接着技術

本日は、小室歯科近鉄あべのハルカス診療所の小室暁院長と、勤務医のT先生とで、日本臨床歯科CADCAM学会の関西支部例会に参加して参りました。

トピックスは、3Dプリンターと、接着 についての話題でした。3Dプリンターは、クラレ社の担当の方がお越しになり、最新の3Dプリンターについての説明がありました。説明は、自社の製品の説明に留まらず、3Dプリンターの基礎からご教授頂き、大変に役に立つものでした。3Dプリンターは、近年注目の技術で、歯科の模型作り、インプラントのサージカルガイド作り、矯正器具の製作など、幅広く応用可能です。これまでは、ブロックやディスクを削り出して、補綴物を作る方法が主流でした。しかし、削り出して、作る方法は、当然の事ながら切削バーが必要です。しかし、バーでは、非常に細かい造形、また、中空の物などは作製不能です。3Dプリンターは、その限界を補うものとして、注目されています。本日は3Dプリンターの製作方式、使用における注意点など、事細かにご教授頂きました。

講義の間の、昼休みの30分を利用して、小室暁院長が、先日の、デジタルデンジャー研修の報告も行いました。

午後からは、東京医科歯科大学の高垣教授においでいただき、セラミック治療に不可欠な、接着の話をして頂きました。セラミックは金属と違い、歯とセラミックが、セメントを通じて科学的に結合(接着)することによって、診療が成り立ちます。接着しているからこそ、金属と違い、セラミックとの端間に、唾液が流れ込むことなく、虫歯になりにくいと言われています。だからこそ、確実な、使用する材料ごとの複雑な接着技術と、それに使用するセメントについての知識が不可欠となります。使用セメントごとに、必要な、事前処理が違います。また、使用する詰め物やかぶせ物のマテリアルによっても、全く表面処理が違うのです。また、セメントは、日々研究により進化しており、常にアップデートが欠かせません。非常に地味ですが、重要な内容の講義となりました。当院にて、明日からするセメントについて情報共有し、診療に生かしていけるような内容が満載でした。

本日の知識を生かして、早速明日の臨床に役立てていきたいと思います。