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2018.04.29

口腔機能の測定についての勉強会

小室歯科近鉄あべのハルカス診療所では、毎週、ドクター全員で、勉強会を行っています。
論文抄読を行ったり、外部講師を招聘したり、症例発表をしたり、業者さんをお呼びしたりと内容は多岐に渡りますが、本日は、業者さんをお呼びして口腔機能の測定についての機器を紹介いただきました。
これまで、歯科では、歯周病の状態や、虫歯の状態、噛み合わせの状態を検査し、治療する事は一般的に行われてきました。しかし、現在の日本は超高齢化社会に突入しており、頭頸部全体の機能の低下に伴う、飲み込みの能力の低下や、咀嚼(物を噛み潰すこと)能力の低下、舌の機能の低下など、いろいろな事を総合的に検査する事が求められています。当院でも、歯科人間ドックなどを通じて、歯周病の状態や、虫歯の状態、噛み合わせの状態以外のチェックを推進しておりますが、まだまだ不十分なところがあると感じています。
そこで今回、業者さんにお願いして、舌圧の測定を行う機器、噛み合わせの力(咬合力)を測定する機器、咀嚼能力を測定する機器を紹介いただき、デモとして使用して見ました。
舌圧とは、舌が、物を押し込む圧力の事で、小型のバルーンのような物を測定器につけ、実際にその力を測定します。
また、咬合力を測定する機器は、各歯について、強く噛みしめた時に、どれだけ力がかかっているのか、測定する物で、それにより、噛み合わせの力、バランスなどが測定できると考えます。具体的には、特殊な色素が入ったカプセル入りの紙を患者さんに噛んでいただき、咬合時にカプセルが割れて。漏れ出したカプセルの状態をスキャナーで取り込む物です。
最後に、咀嚼能力を見る機械ですが、グルコセンサーという物で、患者さんにグミを噛んでいただき、グミを噛んだ後に出る、糖質の量を特殊なセンサーで数値化するという物です。もちろん、たくさんの糖質が出てきていた方が、咀嚼能率が高いという事になります。
これらの機械を使い、そのほかにも、一分間に飲み込みをできる回数を調べたり、顎の周りにある、咀嚼についての筋肉の状態をチェックしたり、総合的に判断して、この4月からは“口腔機能低下症”という病名も認められています。それだけ、現在の日本では罹患者が多く、問題になっているという事です。当院でも、まずはグルコセンサーを導入し、患者さんの口腔機能の総合評価に力を入れていきたいと思っています。