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2012.10.01

うがいと口腔ケアーについて

小室暁歯科近鉄あべのハルカス診療所では、大阪市内の特別養護老人ホームで、入居者向けに口腔ケアーや簡単な歯科治療をしております。また、施設のスタッフの方、入居者のご家族の方に少しでも口と健康についての情報提供をするため、施設長様が定期的に発行されている施設長便りに投稿しております。その一部をご紹介いたします。

うがいと口腔ケアーについて

いつも口腔ケアーでお世話になっております。小室歯科近鉄あべのハルカス診療所の小室暁です。
今回は、意外と見過ごされがちな、うがいの効用についてについてお話しします。
加寿苑様に入居の方のの多くは、うがいが十分にできない方かと思われますが、それでも、うがいは、意外と口腔ケアのポイントだと知っていただきたいと思います。歯に付着したプラークは、ブラッシング以外の方法で取り除くのは困難ですが、食後の粘膜の汚れであれば、プクプクうがいでも十分な効果が得られます。また、うがいそのものは、口腔の筋肉の衰えを予防する効果も期待できます。
自ら、うがいができない場合には、洗浄や拭き取りを行います。洗浄はうがいと同様の効果が得られますが、誤嚥を予防する姿勢の確保や吸引の準備など多くの手間がかかりますので、なかなか現実的ではないかもしれません。
一方、拭き取りは、洗浄に比べると準備や後かたづけも容易です。柄のついたスポンジや湿らせたガーゼなどで汚れを直接拭き取ります。拭き取りの際、スポンジやガーゼには水分をあたえます。殺菌効果のあるうがい薬などの使用もお勧めします。当院では、コンクールFという商品を使っています。
また、万が一飲み込んでしまっても健康を害する危険性のない洗口液としてお勧めなのが「お茶」です。お茶にはカテキンと呼ばれる成分が含まれており、殺菌効果もあります。緑茶に含まれるカテキン成分には殺菌効果があり、クロロフィルなどの成分により清涼感も得られます。番茶やほうじ茶、紅茶などにはフッ素が含まれているため虫歯の予防効果も期待されます。
今回の内容は、もう、加寿苑様の方で行われていること、現実的ではないことも多いかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。