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2010.04.01

歯科医の職業について

小室暁医師は、大阪市の天王寺中学校の学校歯科医をしております。天王寺中学校生への歯科啓蒙活動の一環として、学校が定期的に発行する健康便りに投稿しております。その一部をご紹介いたします。

歯科医の職業について

天中生の皆さん、こんにちは。新1年生の皆さん、はじめまして。学校歯科医の小室歯科近鉄あべのハルカス診療所の小室暁です。今回は歯科医の職業について、お話します。
私は、歯科医になってもう早くも14年目になるのですが、大学を卒業して以来、”補綴”と言って入れ歯や被せものを作る学問を専門にし、特にそのかみ合わせを脳がどのように調節しているのかということを勉強してきました。口の中というのは非常に繊細で、わずか0.2mmのかみ合わせの違いでもわかってしまうほどなのです。私はインプラントと言って歯のないところにチタン製の人工の歯を埋め込み、噛めるようにする技術の学会の認定医なのですが、インプラントのかみ合わせは、天然の歯と違ってさらに難しいのです。それほど細かい調節を行った末に患者さんに喜んでもらえる瞬間というのは、すごく達成感があり、歯医者になってよかったと思う瞬間です。かみ合わせや、見栄えを考え、患者さんに満足していただく、私は歯医者の仕事に大変やりがいを感じ、天職だと思っています。
ところで、歯医者になるには、高校を卒業後、大学の歯学部に6年間通い、そのあと国家試験に合格しなければなりません。ですので、高校卒業時に”歯医者になる”という決意をしたわけです。高校生の時に、自分の進路を考えた時に、様々なことを考えましたが、最終的には父親が歯科医師であったために、歯医者の職業に興味を持ち、歯学部を受験することにしました。おそらく、父親が歯科医師でなかったら、歯科医師の職業のことも深く知らず、違う道に進んでいた可能性もあります。つまり、まさに”運命に導かれて”歯科医になったわけで、そういう意味でも、私にとって歯科医師とは天職なのです。