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2018.05.30

デジタルデンチャー研修3 : イボクラービバデント社

セレック通信

研修後半は、リヒテンシュタインにあるイボクラービバデント社にて、研修を行いました。ここでは、主に新しいミリングマシン、ジルコニア、デジタルデンチャーについてでした。特に、デジタルデンチャーについては、ここまで進んでいるのかと驚かせさせられました。イボクラといえば、昔から当院でも取り入れているBPS義歯のノウハウがあります。BPS義歯は、診断から型取り、入れ歯の歯の位置の配列、最終的な完成に至るまで、非常に規格化された診療体系で、欧米の多くの歯科大学でも卒前教育プログラムに取り入れられているものです。(詳しくはこちらをご覧ください)。

アマンギルバッハでもそうでしたが、義歯製作は、デジタルとはいえ、入れ歯の方取り、噛み合わせの型取りまでは、従来通りアナログで行い、それをデジタルに置き換えていきます。そのアナログの部分のノウハウを、BPSシステムをそのまま上手くデジタルに置き換えているところに、素晴らしさを感じました。3年程前にも研修で訪れましたが、そのときと同じ先生がデジタルデンチャーについてレクチャー下さいました。その時は、BPS義歯を導入したすぐの時で、無理を言って、特別に時間を裂いて頂いたことを思いだしました。そのときは、まだ全くデジタルについての言及がなかったので、ここ数年で、急速に義歯についてのデジタル技術が進歩していることになります。

研修の間には、工場も見学させていただきました。イボクラは、オーナーが株を100パーセント持っていて、株式公開をしていない企業です。研究、教育部門の充実はもちろんのこと、オーナー企業ならではの暖かさを随所に感じました。福利厚生の充実なども含めて、歯科医院の運営にも、参考になることもありました。

今回の研修では、オーストラリアのフェルトキルヒという町を拠点にして、コブラッハ、リヒテンシュタインと2つの町を行き来致しました。飛行機でおりたったチューリッヒも含めて、全く国境を感じる事なく移動出来、これも日本人にとっては新鮮な経験です。また、どの国ものどかな自然に包まれた景色が広がり、普段と違う時間の流れを感じます。このような環境で、世界最先端の歯科技術が開発されていることに、驚かされるばかりです。また、研修の合間に、チューリッヒやフェルトキルヒの市内の散策や、スイス、オーストラリア、ドイツの国境の湖、ボーデン湖を訪れることが出来ました。

食べ物も、名物であるシュニッツェルというドイツ風カツレツや、白アスパラなど、多くの食材を楽しむことが出来ました。何より、今回も会長先生を始め、多くの仲間とディスカッションしたり、新しい仲間と知り合うことも出来て、非常に充実した時間を過ごすことが出来ました。今回得た知見を、患者さんに是非、今後還元していきたいと考えています。

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