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2021.03.23

臨床研修医 症例発表

臨床研修医 症例発表

先週、今週の、2回に分けて、本年度の臨床研修医の先生の、症例発表を行いました。

小室歯科近鉄あべのハルカス診療所では、単独型の研修として、本年は2名の研修医の先生の研修を行いました。毎年この時期になりますと、1年間の成果を症例発表という形で、発表していただき、修了判定の題材とさせていただいています。

 

お二人とも、素晴らしい発表をしてくださいました。

 

お一人目は、ご自身が形成をして、補綴物を入れた症例について、その形成について、詳細に自分なりに評価し、発表してくださいました。コンピューターが、非常に得意な先生だけあり、単なる感覚だけでなく、デジタルのデータに基づいて発表をしてくださり、しかもそれを自分の課題に落とし込んでおられました。イントラオーラルスキャナを使用して、詳細に自身の形成を評価することができる時代がやってきつつあります。その先駆けとして、自分自身で、自分の形成を評価し発表できた事は、非常に面白い発表だったと思いました。

 

もう1人は、ご自身が取り組まれた、全顎にわたる補綴の症例についてでした。我々が、訪問歯科でお伺いしている、障がい者施設の入居者の方ですが、障がいが非常に軽度のため、当院に外来にてお越しいただき、治療を行いました。これまで、なかなか治療に一歩踏み出せなかったものを、患者に寄り添い、研修医らしいオーソドックスな方法で、着々と治療を進められていました。また、ほとんど噛めない状態から、噛めるようになるにつれ、咀嚼筋が、賦活化され、顔つきまで変わった、と言う話や、訪問先に出向いた時にお会いすると、これまでは、すぐに部屋に引きこもっていたのに、歯を直すにつれ、自信がついたのか、外に出てきてくれるようになった、と言う報告を受けたと言うお話を伺いました。たくさんの治療を、自分でやり遂げた事は自信になったと思います。また、治療しただけでなくそのことによって、患者さんのQOLを大きく改善できたと言う事まで実感し、観察できていたと言うことが、非常に良かったのではないかと思いました。

 

研修医の発表に関しては、どれだけ上手に直したか、と言うこともさることながら、資料を採得状態や、その治療に至る考え方や、治療を行うことによって、どのような反省点や、よかった、があったのかを考察できているかなど、”プロセス”が大事だと思っています。

その観点に立つと、2人とも、1年の中で非常に大きく成長してくださったと思っております。嬉しく思いました。

 

来年度も、少なくとも2名の研修医の先生と、臨床研修を行うことが確定をしています。プログラムも新しくなり、研修内容も変更となります。また、昨年度の経験を生かし、より効率よく、より実のある研修となるよう、ウェブなども使用しつつ、行っていきたいと思い、準備をしております。

また、早くも令和4年度の研修医希望の先生が、多数見学に来てくださっております。当院では、遠方の方には、ウェブにての説明会も随時行っておりますので、お気軽に、ご連絡いただければと思います。

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