インプラントQ&A

インプラント前の不安についてのQ&A

インプラント治療が適しているのはどんな人ですか?

  1. 取り外しの入れ歯がいやなひと、あるいは苦手な人
  2. 健康な歯を削られたくない人
  3. 総入れ歯の使用により、社会活動や社会生活に支障を感じている人
  4. 歯槽膿漏や歯周病の治療を受けた後の歯を保護する必要がある人

インプラント治療の成功率は?

小室歯科では、市販されている数多くのインプラントの中から基礎研究と臨床研究が十分に行われているインプラントシステムを使用しております。これらのインプラントシステムは多くの大学病院や歯科医院で使用され、学術論文においても安全で高い生着率があると評価された製品です(これまで25年以上に及ぶ臨床での成功率は96%以上)。

インプラントの代わりになる治療はありますか?

インプラント治療以外の方法によっても咀嚼機能の改善は得られます。歯が欠損した場合には、歯の欠損形態や欠損本数によって、従来からの方法を用いた下記の治療法の選択が可能です。とくに残りの骨が極めて少ない患者さまや何らかの基礎疾患をお持ちの患者さまには、人工物を体内に埋入するインプラント治療は必ずしも適当とは言えません。

  1. 架橋義歯(残存した歯をつないだブリッジ)
  2. 可撤性義歯(取り外しの入れ歯)
  3. 歯牙移植
  4. 何も入れない(症例によっては義歯やブリッジ等の治療を行わない)

年齢制限はありますか?

基本的に、まだ骨が成長過程にある18歳未満の患者さんには、インプラントは適さないといわれています。しかし、上限に関しては、特に制限はなく、70歳以上の方にもインプラント手術をしている場合もあります。インプラントと年齢は関係ないということを証明する論文も、最近数多く出されています。 高齢者の方にはミニインプラントという、手術が簡単なインプラントも行っております。

誰でも、インプラント治療を受けることはできますか?

あごの骨の量が少なくインプラントの植立が不可能な方。チタンに対するアレルギーのある方。上部構造に使用する貴金属に対するアレルギーのある方。糖尿病のコントロールがよくない方。その他の重い全身疾患をお持ちの方。医師との協調が得られないような方。歯磨きが嫌いな方。こうした患者さまにはインプラント治療は適しません。

インプラントのメリットは?

  1. 硬いものでもよく噛める。
  2. 入れ歯のような不快感がないがなく快適である。
  3. インプラントによって、他の天然歯を守る。
  4. 食事が楽しみになる。
  5. 噛めることで生活が楽しくなる。元気になる。
  6. 入れ歯より、見栄えが良い。

インプラントに欠点はないのですか?

  1. 手術が必要。
    外科的な手術が必ず必要です。しかし、手術自体は大きな抜歯と同じくらいなので、必ずしも大きな手術ではありません。
  2. 費用がかかる。
    インプラントは、高度先進医療であり、健康保険がききません。しかし、インプラントの有用性、健康への寄与度などを考えると決して高い費用とは言えません。
  3. 期間がかかる。
    通常のインプラントのケースでは、下顎で3ヶ月半、上顎で4ヶ月半かかります。 その他、特殊技法を用いてインプラントをした場合、さらに1~3ヶ月かかる場合もあります。

手術の際、入院が必要ですか?

手術後の安静はある程度必要ですが、入院は必要ありません。

インプラントは天然歯と同じですか?

インプラントは骨と直接に結合するため、天然歯に存在している歯根膜がありません。天然歯では歯と骨が靱帯でつながっており、その中には知覚神経が存在し、硬いものや軟かいものの識別ができます。また、天然歯では結合組織や上皮は比較的強固に歯頸部で接合していますが、インプラントではその接合の度合いが弱くなっています。 インプラントでは歯根膜を欠きますが、通常2~3ヵ月後には食べ物の触感がある程度わかるようになり、咀嚼機能は大きく改善します。また、審美性(見た目の美しさ)については、個々の患者さんで残っている骨の量や形、さらに歯肉の厚みや色により程度は異なります。

歯周病でも大丈夫ですか?

<p重度の歯周病の方は、骨が少ないことが多く、できないこともあります。また、インプラント治療は、基本的に歯周病の治療を行ってから進めていきます。小室歯科では、歯周病の治療も行ったうえで、よくご相談して、インプラントを進めていきます。

糖尿病でも大丈夫ですか?

HbA1cの値が7以下なら大丈夫です。ここ数年で糖尿病の方でも骨と結合しやすいインプラントが開発されてきています。また、お口全体の様子を慎重に診ながら、定期健診にもお越し頂けたら、可能な場合も多いです。

骨粗鬆症でも大丈夫ですか?

絶対的な禁忌ではありません。骨粗鬆症の方にインプラントを行い、その経過を観察した研究においては特に問題はないという論文が多数あります。 しかし、骨粗鬆症の程度にもよりますので、主治医との綿密な連携が必要となります。 骨粗鬆症であってもインプラント治療はあきらめることはなく、きちんと検査を行い、その結果次第では十分可能です。また、骨密度をあらかじめ測定することも有効な診断になります。

高血圧でも大丈夫ですか?

血圧が非常に高い場合、インプラント治療は難しい場合があります。 ただし、血圧が高くても内科で治療を受けていて血圧の症状がきちんとコントロールされており、麻酔が出来る状態であればインプラント治療は受けられます。

もしインプラントが成功しなかったらどうなりますか?

もしインプラントが成功しなかった場合は、インプラントの種類を変えるか、大きさや長さを変えて再び手術をします。

骨の量が少なくてもインプラントはできますか?

骨の少ない方には、骨を増やす方法(GBR法)や、上顎洞を持ち上げたり(サイナスリフト、ソケットリフト)、骨の幅が少ない方には、スプリットクレスト法など、様々な方法を使っております。最近のインプラントの性状、手術法の進歩により、かなりのケースでインプラントができるようになりました。小室歯科では、できるだけ外科的な侵襲の少ない方法をカウンセリングさせていただきます。

インプラントの噛み心地は?

自分の本当の歯とほぼ同じような感覚で噛むことができます。

歯が1本もない場合でも、可能ですか?

可能です。失った歯の本数は、関係ありません。歯が1本も残っていない患者さんには、上顎、下顎に6~8本のインプラントを埋入して、人工の歯を取り付けます。埋め込むインプラントの本数を少なめにして、磁石の義歯を入れる場合もあります。その場合は、インプラントに磁石を取り付けて、磁石の力で義歯を安定させるものです。

交通事故で歯を失くした場合でもインプラントできますか?

できます。歯周病等で歯を失った場合と違い、骨がたくさん残っている可能性が高いため、インプラントが最良の治療法となります。

インプラントの寿命は?

インプラント自体は純チタンでできており、それ自体が壊れることはまずありませんが、歯ブラシがきちんと行われないと、天然歯と同じように歯周病の状態になります。インプラントを入れたから大丈夫ではなく、天然歯と同じようにきちんとしたブラッシングが重要になります。

インプラント治療中の不安についてのQ&A

手術は痛くないですか?

麻酔がきけば、痛くはありません。骨の周りの膜(骨膜)には神経が通っていますが、その中にはありませんので、案外痛くはないものです。

麻酔はどのようなものですか?

麻酔は一般に歯科の治療で使用する麻酔を使用します。麻酔の量も、抜歯などより少し多い程度です。

手術後、腫れたりしませんか?

1~2本のインプラントの手術では大きく腫れることはありません。3本以上の場合とか、大きく骨を触った場合は腫れることもあります。ただ、腫れたとしても、それは、バイ菌が感染して腫れたとかいった悪い腫れではなく、外科的な刺激(侵襲)を加えたことに対する反応性の炎症としての腫れですので、心配はいりません。また、長引いたとしても1週間で腫れは引きます。

手術中はずっと口を開けっぱなしなのですか?

手術中は、こまめにお口を閉じて頂いております。麻酔が効く間はもちろん、器具の付け替えなどの、ちょっとした時間でも、お口を開けている必要がない瞬間はできるだけお口を閉じて休憩して頂くようにしております。

手術当日に、仕事や遊びはできますか?

軽い仕事や遊びであれば大丈夫です。

手術当日は、運動や食事は大丈夫ですか?

手術当日の運動は避けて下さい。特に激しい運動をされると、血流が盛んになり、痛みが出たり、出血の原因になります。また、体が疲れると、傷口の治りも遅れます。 お食事は、アルコールは避けてください。

インプラント後の不安についてのQ&A

手術後のケアは?

インプラントは10年後の生存率が95%です。インプラントがだめになる原因はほとんど歯周病です。歯周病にならないために、手術後あるいは治療後のケアが重要となります。手術直後のケアにつきましては、ドクターが実際に患者さんに詳しくご説明します。インプラントが骨とくっつくまでの期間(3~4ヶ月)に、歯周病菌に感染しないよう、歯ブラシの仕方を丁寧に説明します。 すべての治療終了後のケアは、定期検診(メンテナンス)にお越し頂いております。メンテナンスによって、インプラントの生存率は上がります。

人工の歯(上部構造)が壊れることはありますか?

上部構造の種類はたくさんありますが、その内、金属以外の上部構造は壊れる可能性はあります。壊れた場合、その部分を修理するか、再製します。インプラント体自体が破折することは、現在ではほとんどありません。

コンピュータシミュレーションのQ&A

CTとはどういうものでしょうか?

CT検査コンピュータ断層撮影(computed tomography)の略で、X線とコンピュータを使ってからだの断面を輪切りの状態(断層画像)で見ることが出来るようにする装置です。断層画像からは体の各臓器の形態、大きさ、位置などを確認することが出来ます。

何のために診断を行うのでしょうか?

歯医者さんではよくX線撮影をしますが、これは一方向にX線を透過させただけの簡単なもので、見たい位置の画像を撮影しなければなりません。 X線撮影をした画像は、歯の様子を見たり、虫歯の様子を治療するためにはとても役に立ちますが、インプラントの治療においては、あごの骨の厚さや形を調べることが重要です。 当院では、歯科用CTを導入しておりますので、CT撮影のために別のクリニック様まで足を運んでいただく必要がなく、わずか数十秒での撮影が可能になりました。

小室歯科ではどんな説明がありますか?

コンピュータを使って画面を見ながら一人一人の治療方法やそのためにかかる費用を丁寧に説明致します。

ミニインプラントについてのQ&A

どのような場合に有効ですか?

入れ歯が動いて不快感のある方。硬い物を普通に食べてみたい方。顎の骨が痩せて入れ歯が安定しない方。入れ歯を気にしないで大声で話せたり、笑ったりしたい方。

現在使用中の下部総義歯を使用できますか?

現在使用中の下部総義歯は、その義歯が良い状態であれば、使えます。 良い状態というのは、入れ歯の噛み合わせ、大きさ、人工の歯の大きさや位置、清掃状態などのことを言います。現在の義歯自体が安定していないと、インプラントを入れても、噛んだときの力がインプラントにかかりすぎてしまい、インプラントがダメになってしまうからです。

装着後のメインテナンスは?

装着後は、義歯の部分と、インプラントの部分を、通常通りにメインテナンスしていただきます。 しかし、それだけでは不十分なところが出てきますので、2から3カ月に1度、歯科医院にてメインテナンスさせていただくのが理想です。

治療は難しいのですか?

歯ぐきを切ったりするような手術ではないので、簡単で短時間で終わります。

治療や治療後の痛みは?

麻酔をしますので、その時はチクッとしますが、治療中や治療後はほとんど痛みはありません。

磁石式のインプラントについてのQ&A

磁石式入れ歯を作る費用はいくらぐらいかかりますか?

自由診療扱い(自費)対象となり、費用は100,000円となります。

MRI診断に影響はありませんか?

義歯を取り外して診断してください。

磁気は体に影響ありませんか?

影響ありません。磁気が外に漏れないからです。

磁石式入れ歯の寿命はどれくらいですか?

義歯の定期検診をきちんと受けることで、5年以上の長期に渡って使えます。

磁石式のインプラントのリスクと副作用は?

アタッチメントと入れ歯がずれると維持力が落ちることがあります。

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