
こんにちは!(医)白亜会 小室歯科・矯正歯科です(^^)/
「歯並びを整えたい」と始めた歯列矯正。しかし治療中や完了後に、「なんだか歯茎が下がったかも…」「歯が長く見えるようになった」と感じたことはありませんか?
これは決して気のせいではなく、「歯肉退縮」という現象かもしれません。
歯肉退縮とは
歯を囲んでいた歯茎が後退し、歯の根元が露出してしまっている状態です。進行すると、見た目だけでなく歯の健康にも影響を及ぼし、知覚過敏や虫歯、歯周病の症状が出る可能性があります。
今回は、歯列矯正と歯茎の関係について、少し視点を変えて解説していきます。
なぜ歯列矯正で歯茎が下がるのか?
矯正治療では、矯正装置(矯正用ワイヤーや矯正用マウスピース)を使って歯を少しずつ理想の位置へと動かします。その際に、歯を支えている骨(歯槽骨)と、それを覆う歯茎にも変化が起こります。以下のような要因が重なると、歯肉退縮が生じやすくなるのです。
- 歯の移動と骨のバランスの変化
歯を大きく移動させると、骨の厚みが追いつかず、歯茎が薄くなりやすい場所が出てきます。特に前歯の外側や、骨がもともと薄い部位を動かす場合は注意が必要になります。 - 歯磨きの精度低下
矯正装置をつけていると、どうしても歯磨きが難しくなります。その結果、歯周炎や歯肉炎を起こしやすくなり、それが歯茎後退につながることがあります。 - 遺伝や体質的な要素と年齢
もともと歯茎が薄くデリケートな方は、矯正の刺激によって変化が表れやすいとされています。そして年齢を重ねるとともに自然と歯茎が下がることもあります。
歯肉退縮を防ぐにはどうすれば?
歯茎が下がるのを完全に防ぐことは難しいですが、リスクを抑えることが大切です。
口腔内状態の精密検査を行う
矯正治療前にCTなどで骨の厚みや歯茎の状態を把握することで、治療計画の精度を高めます
治療中のケアを丁寧に
装置の種類に応じた歯磨きや口腔ケアを行い、歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける。歯肉炎や歯周病予防には必要不可欠です。
歯列矯正の経験や実績が豊富な矯正歯科医院を選ぶ
日本矯正歯科学会認定医、専門医などの資格を持っている医師であれば、厳しい試験をクリアし十分な治療を行える矯正医という一つの指標になります。不安がある方は、矯正と、それ以外の分野での協力体制がある歯科医院を選ぶと安心です。
そしてもうひとつ見逃せないのが、「どの矯正装置を選ぶか」という点です。
歯茎への負担が少ない選択肢――インビザラインという選択
近年、歯肉退縮のリスクを軽減できる矯正方法として注目されているのが、マウスピース型矯正「インビザライン」です。
インビザラインのメリット
- 取り外し可能で歯磨きがしやすく、歯周病リスクが下がる
矯正中でも通常通りの歯磨きが可能なため、歯茎を清潔に保ちやすいのが大きな利点です。 - ワイヤーの刺激がないため、歯茎への直接的なダメージが少ない
ブラケットやワイヤーによる慢性的な刺激がないことで、炎症や摩擦による歯茎の後退を防げます。 - 歯の動かし方がデジタル管理されており、骨への負担を最小限にできる
事前に精密なシミュレーションを行うため、過度な動きによる歯肉退縮を回避しやすくなります。
歯並びと歯茎やお口全体の健康どちらも大切にする矯正治療を
矯正治療は「歯並びを整える」ことがゴールのように思われがちですが、「歯茎や骨を守る」ことも同じくらい大切です。治療後に健康的で美しい笑顔を手に入れるためには、装置選びやケア方法まで含めたトータルな視点が求められます。
もし「見た目も機能も大切にしたい」「歯茎のリスクが少ない方法を選びたい」と考えているなら、インビザライン矯正は非常に有力な選択肢です。
小室歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医が5名在籍しており、充分な設備と技術を揃えています!阿倍野区、天王寺でもこれだけの医師と設備を備え、実績のある矯正歯科は限られていると思います。
当院では、矯正無料相談もおこなっていますので、気になる方はお気軽にご予約ください!お忙しい方や、来院前に矯正相談したい方には、オンライン無料相談がオススメです!(^^)/
- 24時間WEB予約開放中です!
最後までご覧いただきありがとうございました☆