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2014.05.04

海外研修報告2

スペインでのコースの後、リヒテンシュタインに移動し、研修を続けました。リヒテンシュタインという国はスイスとオーストリアの間に挟まれた人口35000人、面積は瀬戸内の小豆島くらいという小国ですが、ここには、歯科では大きなシェアーを占める会社の本社と研修施設があり、雄大な山々に囲まれた非常に恵まれた環境で研修を受けることが出来ます。
様々な研修を行ったのですが、その一つに、セレックのインプラントへの応用についてがあります。インプラントは、歯でいうと根にあたるアバットメントという部分と、その上の被せ物に当たる上部構造という部分に分かれるのですが、
上部構造の部分を、セレックで、しかも、見た目も美しい材料でいかに仕上げるか、
最新の材料学と、手技を学んできました。インプラントの上部構造に関しては、
アバットメントの接合部と非常に緻密に接合し、かつ、磨耗が少なく、見た目も美しい、
そのような相反する要件を見たつ必要があるため、なかなか満足行くものが無かったのです。
これからは、e-maxという普段我々も被せものにも使う、審美性に優れた材料を使用できるようになりましたので、前歯などの見た目が大事な部分に使用して行きたいと思います。
この研修中は、おすすめの食事場所として、オーストリアのフェルトキルヒという小さな町に案内していただいたり(パスポートの提示などは求められません)、朝早起きして散歩をして、ライン川に架かる何の変哲もない、でも美しい小さな橋を渡ると、その橋の途中にスイスとの国境があったりと、国境を超えるにあたっての日本人には考えられない感覚を味わい、軽いカルチャーショックを受けました。
今回の研修では、事前の発表の準備や、不在時の診療所の運営の準備など、いろいろとハードルがありましたが、得られた学術的な知識、資格のみならず、ヨーロッパの文化、日本との歯科の違いなどにも触れることが出来て、本当に有意義な時間となりました。また、日々の自分の臨床を少し離れたところから俯瞰して再考するきっかけともなり、これも有意義なことだと思います。今後も、定期的に海外に足を運び、経験、知識を得ていきたいと思いました。

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