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2019.07.09

ボストンデジタルインプラント研修 2:トリニアについて

研修の後半では、当院でも導入している、新材料トリニアについて詳しいレクチャーがありました。バイコンインプラントの本社は、インプラントメーカーでは非常に珍しく、クリニックと技工所、研究室、レクチャー室が、1つの施設の中に存在する状態です。そのため、バイコンジャパンの平山社長や、本社のモーガン社長、その他の先生方も日々臨床しつつ、それを製品に反映しておられます.。そしてその技工を担うために、月に1度ほどの割合で、イタリアから世界でもトップレベルの技工士であるパブロ氏がバイコンインプラント本社に訪問されています。今回はそのパブロ氏の講演を伺うことができました。

新材料トリニアは、グラスファイバー強化型レジンと言われるカテゴリに含まれる材料です。この素材は、適度にしなることで、自身の破折を防ぎ、かつその材料をフレームとして、その上に硬質レジンを盛り足すことで、非常に高度な審美性を達成できている材料です。また、表面がジルコニアなどの酸化セラミックスに比べると柔らかくなりますので、磨耗しやすい反面、インプラントそのものには優しい材料ではないかと思います。当院でも2016年に紹介していただいて以来、使用数を増やしておりますが、今回はパブロ氏が手がける大規模なインプラント補綴についての技工方法についてのレクチャーをしていただきました。このレクチャーは主に技工士にも聞いてほしい内容でありましたので、スライドやビデオなどを早速院内に持ち帰りシェアしております。それにしてもイタリア人の作る技工はある意味芸術的で、色の細かい変化まで緻密に再現していきます。時には、歯の汚れまで再現してしまうという手の込みようで、そこまでやると、返って患者さんにとって不満足にならないか、と心配なほどです(笑)。一方、日本の技工は、非常に物を食べる、という機能にまで焦点を当てた、非常にシステマチックなものになっています。パブロ氏は、イタリア人ですので当然イタリアで修行し、また日本においてもセラピストと交流を深めつつ修行したと言うことで、日本の技工とイタリアの技工の良さを知り尽くしたいわばハイブリットな技工を展開され、非常に感銘を受けました。世界中でも非常に評価が高い日本やイタリアの技工士たちの技。これらを、日本から遠く離れたアメリカ後で再度実感し、当院の院内技工士ともさらに盛り上げていかなければいけないと感じました。

写真は、そのパブロ氏との写真です。