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2020.11.17

新しい時代の、予防歯科とは?

今年も、残すところあと1ヵ月ほどとなってきております。言うまでもなく、本年は年明けからコロナウィルスの感染拡大の影響もあり、例年とは全く違った1年となりました。春先には、自粛期間もあり、当院の今後のあり方についていろいろ考える時間も多くなりました。また、お年寄りのみならず、お子様に至るまで、今年ほど”つつがなく健康で過ごす”、と言ったことに対して真剣に考えた1年もなかったのではないかと思います。最近も、様々な仲間の先生や、セミナーなどを通じて、歯科を通じて患者さんの健康維持に、何ができるかと言うことを深く考える機会も多くなりました。そうした中、我々が日頃取り組んでいる、”予防歯科”、と言うものについても、気づきを得ることができました。
従来、予防歯科と言うと、定期的に、歯のケアに来ていただき、お口の中の汚れを取り除き、虫歯や、歯周病の原因菌を少なくすることで、虫歯や歯周病を予防する、といったことを強調してきました。
当然、そのような取り組みの結果、歯の欠損する確率が少なくなり、よく噛める、と言う状態を長く維持していただくことができます。よく噛めると言う事は、糖尿病や高血圧といった、生活習慣病の予防や、認知症の進行の予防など、根本的な健康維持、つまり歯のみならず体の予防、につながっているわけです。
特に、当院が取り組んでいる、在宅歯科医療や介護施設での、口腔ケアや治療に関しては、患者さんの健康をサポートする一員として、”よりよく食べる”、と言う観点からも、治療にあたってきました。その結果、全身状態のチェックや、よく噛め飲み込める、といった、お口のクリーニング以外の助言やサポートも求められるようになってきました。実際、一緒に適切な食品について議論したり、独自の小冊子を活用して、噛むための筋肉のトレーニングのお手伝いを行ったりしています。
また、近年急速にニーズが増えている、お子様の歯並び治療に関しても、単に、歯並びが綺麗になる、といった見た目の改善だけでなく、”歯並びを直すことによりよりよく噛める”、といった観点からの患者さんとのカウンセリングも増えてきました。そのため、未就学児のお子さんや、小学生のお子さんに対して、お口や舌の動きのトレーニングも含めての、トータルの噛み合わせ指導もニーズとして増えてくるようになりました。これも、将来的な口にまつわる病気を防ぎ、ひいては全身の健康予防につながると言う意味で、大きな意味での予防歯科と言えます。
このように、患者さんのお口の病気のみならず、全身の病気を未然に防ぐ入り口としての予防歯科、といった観点が今後非常に重要となってきています。そのためには、衛生士、歯科医師のみならず、様々なコデンタルや、職種の方と連携して、口の細菌の管理のみならず、飲み込みや、筋肉のトレーニングまで含めた、トータルな健康づくりをサポートできる歯科医院を、目指していきたいと思います。当院には、幸い、歯がないところや、虫歯の治療をする、インプラントの専門医などのドクターや、矯正治療治療チーム、また訪問歯科診療の診療チームなど、トータルのサポートできる体制を整えておりますので、この環境をフルに生かし、来年以降も、治療のみならず、新しい時代の予防歯科、を目指して医院を磨いていきたいと思います。

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