先日、第116回歯科医師国家試験が行われました。私は、歯科医師になって27年目を迎えますが、いまだにこの時期になりますと、歯科医師国家試験の動向が気になります。と言いますのも、現在、母校の大阪大学歯学部同窓会の副会長を仰せつかっており、純粋に、後輩たちの結果が気になること、また、毎年当院の歯科医師卒後臨床研修に向けて、数名の先生方がマッチしており、その先生方が、無事に実力発揮をしてくださったか、気になるからです。
私が国家試験を受けた頃より、最近では国家試験の合格の難易度が非常に高くなりました。今では、合格率が60%台となっており、6年間、歯科医師になるために研鑽を積んだ学生たちにとっては、非常に難関と言えるといえます。また、卒業までに、学内での試験、OSCI、CBTなど、関門がいくつも設定されています。今後、6年次に、臨床の場で患者さんに接するために、新たな試験が用意されると言う話もあります。
大阪大学歯学部では、毎年、このような関門をくぐり抜け、何とか国家試験を修了した学生たちをねぎらう意味と、同窓会への入会を歓迎する意味で、同窓会主催で歓迎会が行われています。私も出席させていただき、国家試験を修了した学生さん達と歓談させていただきました。皆、試験を受けた後の疲れもあるとは思いますが、明るく、いろいろな話をしてくださいました。最近の学生達は、男女の比率が半々となっており、年々歯学部も華やかになっていくな、と改めて思いましたし、当院でも女性歯科医師が在籍されるようになりましたが、今後は、さらに女性活躍の時代が進むだろうと確信をいたしました。ある学生さんが、大学卒業後に、残る研究室選びの基準について話してくれました。曰く、いかに出産や育児など、女性のキャリア形成に対して、理解のある講座かどうかを見極めて決めたと言うことです。私が卒業した当時と比べ、研究室の意識もずいぶん変化しているのだなと時代の流れを感じましたし、当院も、これまで以上に女性活躍を意識して運営をする必要があるのだと改めて感じました。
また、当院の臨床研修にマッチした先生方には、事前に激励のメールを送らせていただきました。みなさん力強く返信してくださいましたが、皆さん無事に合格して、4月から一緒に研修を行いたいと切に思っています。

また、3月初旬には、歯科衛生士の国家試験が行われます。こちらの国家試験は、歯科医師ほど合格率は低くはありませんが、やはり3年間大学、あるいは専門学校で日々勉強や研修に取り組まれた成果を発揮していただきたいと思っています。当院でも、来年4月より新卒の衛生士さんが2名入職してくださる予定ですが、本年も例年通り、お守りを添えて、激励のお手紙を出させていただきたいと計画をしています。
私は、歯科衛生士専門学校の講師をしています。入学間もない生徒さん達に毎年授業をさせていただいていますが、その生徒さん達が、3年次の国家試験対策の講義に伺う頃には、見た目にもしっかりして、目つきも真剣になってきているものです。どうか努力が実ってほしいと思っています。

ところで、今年国家試験を受ける先生方の1学年下の現在5年生の先生方は、来年度の臨床研修先の見学のために、早くも動き出されています。この3月にも、全国から、多くの見学者が予定されています。
この時期の見学は、まだ大学に残るのか、大学外の臨床施設で研修を受けるのか思案中だと思いますが、いつもできるだけその先生方の立場に寄り添ってアドバイスをしようと心がけています。
3月にはウェブでの説明会なども予定しております。もし、気になられる方は、お気軽にご連絡いただくか、随時説明会の情報を発信いたしますので、こぞってご参加いただければと思います。
求人用lineアカウントにご登録いただき、情報を受け取り、ご連絡いただいても構いませんし、akomuro@komuro-dental.com あてにメールくださっても構いません。研修などの様子は、インスタグラムや、ブログもご覧くださいね！

歯科の未来は、若い歯科医師の方や歯科衛生士の方、それとコデンタルの方にかかっています。1人でも多くの方によき春が訪れることを祈っています！

写真は、衛生士さんに送った、お守りです！実力発揮を、祈ります！