こんにちは、あべのハルカス小室歯科・矯正歯科です。
「保険素材と比較してわかる!セラミック治療の魅力とは?〜前編〜」では、補綴物(被せ物や詰め物)について、保険適用の素材と比較しながらそれぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介させていただきました。
保険治療と自費治療の違いを知ることで、「見た目」「耐久性」「お口の中でのなじみやすさ」など、素材選びのポイントがより明確になったのではないでしょうか。
今回の記事ではその内容をふまえ、当院で実際に取り扱っているセラミック素材の種類や選択可能な自然な見た目にするための加工方法について、さらに詳しくご紹介していきます。
「セラミックにも種類があるの?」「色はどこまで自然に合わせられるの?」といった疑問をお持ちの方にも分かりやすく解説していきますので、セラミック治療をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
当院のセラミック治療について
小室歯科のセラミック治療の特徴は、セラミックを全て院内技工士が作成しているという点です。セラミックの色や形を患者さん一人ひとりに合わせて自然に作るためには、作製過程でドクターと患者さんと技工士が出来上がりについて相談する環境があるかどうかがとても大切です。
その点、小室歯科では院内に技工士が常駐しており、ドクターや患者さんがいるその場で色や形を相談し、決定していくため、想定どおりの仕上がりになりやすく、満足していただけるまで修正を重ねることが可能になっています。
セラミックの種類
E-max(強化型ガラスセラミック)
ガラスセラミック(ガラス成分を含むセラミック)で比較的天然歯に馴染みやすい特徴があり、かつ、セレックブロックより強度が強い素材です。
メリット
- 強度があり割れたり欠けたりの心配が少ない
- 比較的天然歯に馴染みやすい自然な色で審美性に優れている
- 歯としっかり結びつく性質があり、他のセラミックより外れにくい
デメリット
- 強化型ガラスセラミックのため、ジルコニアと比べると強度が劣る
- 強い咬合力がかかる部位では他に比べて割れたり欠けるリスクがある
セレックブロック(ガラスセラミック)
天然歯に馴染みやすく審美性に特に優れています。そして、対合の歯に負担をかけない程度の硬さが特徴です。
メリット
- 硬すぎないため、咬み合う歯を傷つけない
- 色の変色がない
- 比較的天然歯に馴染みやすい自然な色で審美性に優れている
デメリット
- 強化型ガラスセラミックのため、ジルコニアと比べると強度が劣る
- 強い咬合力がかかる部位では他に比べて割れたり欠けるリスクがある
エナミック(ハイブリッドセラミック)
接着性が高く、硬さとしなやかさを兼ね備えた素材です。
メリット
- レジンとセラミックのハイブリッド構造
- 天然歯に近い強度で、対合歯に負担をかけにくい
- しなるため割れにくい
デメリット
- 長期使用で摩耗・変色が起こる可能性がある
- 審美性・耐久性がガラスセラミックより劣る
ジルコニア(FX/HT+)
人工ダイヤモンドとしても使われる素材で、高い強度や自然な見た目であり、セラミック素材の中でも割れにくい素材です。
メリット
- 最も強度があり割れたり欠けたりの心配が少ない
- 変色しにくい
- 金属のアレルギーの心配がない
デメリット
- ガラスセラミックに比べ透明感のない白色で天然歯にくらべて目立ちやすい
- 硬い素材なので対合歯に負担をかけやすい
| 審美 | 耐久性 | 接着性 | 変色 | 金属アレルギー | |
|---|---|---|---|---|---|
| E-max | ◎ | 〇 | ◎ | しない | ならない |
| セレック | ◎ | 〇 | ◎ | しない | ならない |
| エナミック | 〇 | 〇 | ◎ | 可能性がある | ならない |
| ジルコニア | 〇 | ◎ | 〇 | しない | ならない |
自然な見た目にするための加工方法
当院では、より自然な見た目を実現するために、3種類の加工方法をご用意しております。患者さまのご希望や理想に合わせて最適な方法を選択し、より満足度の高い仕上がりを目指しています。
単色
最もベースとなる加工方法です。一色で仕上げるため、部位によってはやや色が浮いて見える場合がありますが、経年劣化による着色はほんどありません。強度を重視したい大臼歯やブリッジにおすすめしています。

ステイン
セラミックの被せ物の表面に色付けを行う加工方法です。天然歯は、歯の根元や咬合面の溝などにわずかな色の濃淡があります。そのような自然な着色を再現することで、より本物の歯に近い仕上がりになります。費用を抑えつつ、審美性も重視したい方におすすめの加工方法です。

レイヤリング
最も審美性に優れた加工方法です。通常、被せ物はセラミックのブロックから作製されますが、その表面に陶材(とうざい)を何層にも重ねることで、細かな色調や透明感まで再現することができます。ただし、咬合力の強い大臼歯では陶材部分が欠けるリスクがあるため、前歯〜小臼歯など、見た目を特に重視したい部位におすすめしています。

| 審美 | 費用 | (おすすめ)部位 | 治療回数 | 耐久性 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 単色 | 〇 | 詰め物:7万円~ 被せ物:9万円~ |
主に小臼歯~大臼歯 | 少ない | ◎ |
| ステイン | 〇 | 詰め物:8万円~ 被せ物:11万円~ |
主に前歯~大臼歯 | 少ない/ 少しかかる可能性がある |
◎ |
| レイヤリング | ◎ | 被せ物:13万円~ | 主に前歯~小臼歯 | 何回かかかる可能性がある | 〇 |
小室歯科のセラミック治療についてより詳しい情報を掲載しているホームページ「小室歯科のセラミック治療」もございますので、ご興味がある方は、是非ご覧ください☆
最後に…
セラミック治療とひとことで言っても、素材の種類や加工方法によって見た目・強度・耐久性・費用は大きく異なります。
- 見た目を最優先したい方
- 奥歯でしっかり噛める強度を重視したい方
- 費用と審美性のバランスを取りたい方
など、患者さん一人ひとりのご希望やお口の状態によって、最適な選択肢は変わります。小室歯科では、ドクター・技工士・患者さんが直接相談しながら、**「どの素材が合うのか」「どの加工方法がベストか」**を一緒に考え、納得して治療を受けていただける環境を大切にしています。セラミック治療をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
オンライン無料相談では、ご自宅から症例を見ることもでき、セラミックの相談や費用のシミュレーションも行えます。











