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2021.03.11

近隣の高齢者医療関係者様との摂食嚥下の勉強会開催

近隣の高齢者医療関係者様との摂食嚥下の勉強会開催

令和3年3月5日に近隣の地域包括支援センター・居宅介護支援事業所各社・自立支援センターと、私たち地域連携室との協力連携により、少々、規模の大きな勉強会を開催いたしました。昨年より続くコロナ禍でしたが、来場とWeb参加両面を準備をする事で訪問介護、障がいGH、特養、大学関係など十分たるご参加を頂くことができました。

テーマは「摂食嚥下障がいの対応に関する特別研修会」と銘打ち、これは高齢・障がいにかかわらず、どのような方でも関心が有り、知っていただきたい内容を盛り込みました。物を食べる、という行為は、専門的には、咀嚼(噛み砕く)、と嚥下(飲み込む)、の二つの段階に分けられます。未曾有の高齢者社会の中、歯周病や虫歯のみならず、この摂食嚥下について、問題を抱えている患者さんは増えており、医療関係者の皆様の中でも、重要性を認識いただいている方が増えて来ています。

第1部は、「岡山大学 スペシャルニーズ歯科センター」様から山本昌直先生による「嚥下にみられる問題点の気づきと対応法」で、飲み込みの動作や各器官の反応をレントゲン動画で見ることで、より具体的に学ぶことができました。嚥下(飲み込み)は、咀嚼(噛むこと)に比べ、わかりにくく、かつ、その仕組みも複雑で、理解しにくい分野ですが、非常にわかりやすく説明いただき、セミナー後のアンケートでも、非常に好評をいただきました。

第2部は当院の小室よる「咀嚼と全身の健康との関係について」で、長年にわたり高齢歯科に目を向け続けた専門の経験を踏まえた内容となっていました。小室は、大阪大学卒業後、口腔生理学講座にて、顎運動の脳での調節について、研究しており、現在も、高齢者歯科を中心に研究する講座に籍を置いております。自身の研究内容も盛り込みながら、物を噛むことが、いかに全身の健康寿命を延ばすことに重要かということを話しました。

近隣の高齢者医療関係者様との摂食嚥下の勉強会開催

現場の方は、”どう言った状態が、摂食嚥下に問題がある状態で、歯科医師や衛生士に相談すべき状態か?”についてお悩みをもたれていると思います。そこで、両公演にて、まずは、簡単に摂食嚥下障害をスクリーニングするチェックシートをお渡し致しました。明日にでも、すぐに役立てる内容を今後も盛り込んでいきたいと思っています。

評判も上々に終わり、実際のご利用者様の相談などを複数、お寄せいただくことになり反響を実感しました。

このような講演活動は、皆様の事業所内の勉強会としてもご依頼いただくことができます。テーマや時期、場所などの運営方法(Web配信含む)は地域連携室が一緒に構築し、皆様にとって実りあるものに仕上げていきます。お気軽にご相談ください。

ご相談は、https://lin.ee/drejSzDにて、お気軽にお願いいたします!

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