突然ですが、このような飲み方にあてはまる方いらっしゃいませんか?
- 運動の隙間時間に、スポーツ飲料でこまめな水分補給
- 子どもの、長時間かけた果物ジュースのマグカップ飲み/ストロー飲み
- テレビやスマホを視聴しながらのちびちび飲み
- お風呂あがりや寝る前のだらだら飲み
- 仕事中の眠気覚ましにカフェイン飲料をひと口、もうひと口…
時間がない時や集中したい時、まったりくつろぎたい時やリフレッシュしたい時など、どんな場面でもお手軽に飲むことが出来るのがジュースのいいところですよね。
しかし、先ほど挙げた飲み方のような「だらだら飲み」や「ちびちび飲み」を日常的に続けていると、虫歯のリスクが高まってしまいます。実は、ジュースには糖分が多く含まれているものが多く、さらに種類によっては強い酸性に偏ったジュースも存在します。子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されるジュースですが、“飲む量よりも「飲み方」”が虫歯のリスクに大きくかかわっているのです。
そこで今回の記事では、毎日のジュ―ス習慣がなぜ虫歯を招いてしまうのか、その理由やリスクについてわかりやすくご紹介していきます。
虫歯とは?
お口の中に潜んでいるミュータンス菌などの細菌が、糖をエサにして酸を作り、歯の表面(=エナメル質)を溶かすことで起こる病気を「虫歯」と言います。この状態が繰り返されることで、虫歯は進行してしまいます。
- 歯を溶かす【脱灰】
- 歯を守る【再石灰化】
この2つのバランスがとれていれば歯は健康な状態を維持できます。
ただし、細菌・糖分・歯質・時間という4つの要素のバランスが崩れてしまうと、虫歯ができやすくなってしまいます。
ジュ-スに含まれる砂糖の量
市販のジュースには、想像以上に多くの砂糖が含まれています。
※角砂糖1個=3g(小さじ1杯)として、ジュースに入っている砂糖量を表しています。

- 乳酸菌飲料
甘く飲みやすく、乳酸菌も含まれているため、腸内環境の改善や免疫ケアのサポートとして、子どもから大人まで人気の飲み物ですよね!
しかし、歯科の観点から見ると、砂糖の含有量が多いうえに酸性であるため、虫歯になりやすい飲み物のひとつです。 -
炭酸飲料
ホワイトソーダやコーラなどの炭酸飲料は、「砂糖が多そう」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際の量を見て想像以上に多いと感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 -
スポーツ飲料
スポーツ飲料は運動時の水分補給に欠かせません。ほのかな甘さとさっぱりした口あたりで飲みやすい反面、意外と砂糖の含有量が多いため、日常的・頻繁に摂取することには注意が必要です。
酸性の飲み物と歯への影響
糖分だけではなく、もうひとつ注意したいのが“酸”です。「酸っぱい」と感じるものには、一般的に酸が多く含まれています。
酸性度の高い飲み物に歯が長時間触れていると、虫歯だけでなく、「酸蝕症(さんしょくしょう)」と呼ばれる、歯の表面全体が溶けてしまう病気の原因になることがあります。
進行すると象牙質が露出し、知覚過敏が起こりやすくなるリスクもあります。

基本的に市販の飲み物は、中性よりもpH値が低い(=酸性)ものが多く、特に果汁100%ジュース(オレンジやレモン、グレープフルーツなど)やクエン酸が含まれているスポーツ飲料はかなり酸性度が高いけいこうにあります。
中でもコーラは非常に酸性度が高く、このpH値2.2という数値は胃酸(pH値:1.0〜2.0)と限りなく近い数値なのです。
だらだら飲みが虫歯に繋がる理由
ジュースを時間をかけて少しずつ飲む“だらだら飲み”は、虫歯のリスクを高めてしまいます。
その理由は…
- 飲むたびにお口の中が酸性になる
- 歯が回復する時間(再石灰化)がなくなる
- 常に歯が溶けやすい状態(脱灰)がつづく
これは、お口の中のpH値の変化をグラフで表したもので、ステファンカーブといいます。
この表のように、だらだら飲みが続くと酸によって歯のエナメル質が溶けだす時間が続いてしまいます。
ジュースを飲む時間を決めたり、飲んだ後は歯を軽く磨いたりお茶やお水でお口をゆすぐのも有効的です♩
まとめ
ジュースを完全に控えないといけないというわけではありません。虫歯予防のためには、「飲み方」と「頻度」を意識することが大切です。
- ジュースは「時間を決めて」飲む
- 飲んだ後はお水やお茶でお口をゆすぐ
- 寝る前の摂取はできるだけ避ける
「何を飲むか」よりも、「どのように飲むか」を意識することで、虫歯のリスクを下げることができます。
本記事では、毎日のジュ―ス習慣がなぜ虫歯を招いてしまうのかについてご紹介しました。ほかにもお口のことでお悩み事や気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね♩











