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2020.12.05

本年最後の合同医院研修

本年最後の合同医院研修 昨日の、当院での勉強会は、坪井陽一先生にご相談いただき、インプラント治療を始めるにあたっての、基本的な心構えと、チームアプローチについてのお話をしていただきました。坪井先生は、京都大学医学部歯科口腔外科で、長年インプラント研究、臨床、研究に従事され、現在は福岡に本拠をおいて、フリーランスとして活躍されています。本来でしたら、坪井先生のご自宅のある福岡から大阪にお越しいただく予定でしたが、コロナウィルス感染拡大の状況を考え、再びZOOM開催となりました。 インプラント治療は、基本が外科的処置となるため、成功すれば、患者さんにこの上なく満足していただける治療法である反面、失敗すると、患者さん、歯科医師ともに非常に不幸な結果となる治療法であると、坪井先生は強調されました。その上で、1番大切な事は、インプラントについて医院でご相談していただいた時点で、患者さんに治療を安心して任せていただける体制作りであることを約1時間30分に渡りご講義いただけました。 患者さんは、初診の時点では、インプラントに限らず治療に対して非常に恐怖心や、大いなる不安感を間違いなくお持ちかと思われます。それを払拭するために、ドクターのみならず、アシスタント、衛生士、また受付事務に至るまで、全体としてのインプラント治療に対する知識の共有と、おもてなしの心の共有が必要であること、またその具体例について、色々とディスカッションすることができました。 加えて、今年1年のコロナウイルス感染の状況を考え、先生が全国を廻られている中で、医院運営についてどのようなことが大切であるか、といったこともお話しいただき、その事についてもディスカッションすることができました。 インプラントに関してはもちろん、その他の自費治療に関しても、来年以降も、時代に即応した患者さんへの説明方法、接遇のあり方を変えていく必要がある反面、おもてなしの心を持って、患者さんに丁寧に説明する、専門的技術をきちんと患者さんに説明した上で、治療に臨んでいただく、といった以前からの基本は変わらず持っていかなければいけないと感じました。 今回は、ドクターだけでなく当院のアシスタントや衛生士も全員で拝聴したため、医院全体のインプラントに対する考え方の意思統一には非常に役に立った時間だったと思われました。 ところで、坪井先生は、最初は、講演延期を考えておられたのですが、相談の上、まだ慣れておられない、ZOOMでの配信にチャレンジしてくださいました。配信に先立ち、事前にテストを行いましたが、特筆すべきは、今回配信するだけではなく、今後、福岡からの配信のみであれば、継続的な教育もできるとアイデアを出してくださり、今後も、定期的に解剖学や、外科手技、補綴学に至るまで、総合的に継続学習できるプログラムを組んでくださると言うことで、わずかな間にそれほど大きな構想をご提案いただいた坪井先生のチャレンジスピリットに敬服いたしました。またそのような坪井先生の前向きなお考えが、失礼ながら、これまで日本のインプラント臨床を切り開いていかれる原動力になったのだと、愚考いたしました。 本年の小室歯科の定例勉強会も、この坪井先生の配信をもって終了となりました。本年も新型コロナウイルス感染の中、長い歴史で、合同勉強会、毎週の勉強会含め、始めて2ヶ月連続で休会と言う状況に追い込まれました。その後ズームを併用し、インビザライン、訪問診療、インプラントと言った、当院の診療の柱となるような分野について、まさに日本のトップランナーの先生にご講義いただけた事は、非常に医院の力になりましたし、今後の自信となりました。ズームでの配信形式もいろいろな方式を経験し、毎回改善していくことができました。来年も、合同勉強会については、間違いなくしばらくこのようなネットを通じての開催に頼らざるを得ないとは思いますが、この経験を生かして、患者さんへより良き診療を提供するため、今後とも前を向いて進んでいきたいと思います。 写真は、zoom 配信用に購入した機器の一つです。機材も購入しながら、日々改善していっています。
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