寒くなる季節になると気になってくる風邪やインフルエンザなどの感染症は、例年12月から3月頃にかけて流行します。
マスクや手洗い・うがいなどの予防対策はよく知られていますが、実は「歯みがき」もインフルエンザ予防に大きく関係していることをご存じでしょうか?
「歯みがき」が虫歯予防や歯周病対策になるのはもちろんですが、加えてインフルエンザ予防になることが報告されています。
そこで、今回は「歯みがき」も風邪やインフルエンザなどの感染症対策に大きく関係していることについて紹介させていただきます。
お口の中とインフルエンザの関係
お口の中には、目に見えないほど多くの細菌が存在しています。
歯垢(プラーク)や舌の汚れ、歯周病菌が増えると、細菌が出す酵素によってインフルエンザウイルスが体内に侵入しやすくなることが分かっています。特に歯周病が進行している状態では、喉や鼻の粘膜の防御力が下がり、ウイルス感染のリスクが高まると言われています。
したがってお口の中を清潔に保つ必要があり、清潔に保たれているお口は免疫力も高まるため毎日の「歯みがき」はとても重要なのです。
歯みがきでウイルスの侵入を防ぐ
毎日の歯みがきや口腔ケアを行い、お口の中を清潔に保つことでウイルスの数を減らすことが可能です。そのためウイルスが感染しにくい環境をつくることができ、インフルエンザの発症リスクを低下させられると言われています。
そして、日本歯科医師会によると毎日の歯磨きや口腔ケアを丁寧に行っている方はそうではない方と比較して感染リスクが1/10も低下することが報告されています。
モンダミン ハビットプロ
当院で取り扱っている医科歯科専売の洗口液商品です。殺菌作用効果がとても高いうえに、ノンアルコールで低刺激のためお子様からご年配の方まで幅広く日常的に使用しやすいものになっております。歯肉炎予防、出血予防などの口腔ケア商品として販売されておりますが、実は含有成分がインフルエンザなどの感染症予防の対策にもなります。歯みがきだけでは落としきれない細菌をしっかりと殺菌し、口腔内を清潔に保つことで、ウイルスや細菌が体内へ侵入するリスクを軽減する効果が期待できます。毎日の歯みがきにプラスすることで、より高い予防効果を目指すことができます。
プロのケアも予防の一つ
歯だけでなく、歯と歯ぐきの境目、奥歯、そして舌の表面まで意識してケアすることが大切です。セルフケアだけでは落としきれない汚れは、歯科医院での定期的なクリーニングがおすすめです。
歯石やバイオフィルムは付着してしまうとご自宅のケアだけでは完全に除去するということは困難です。歯の清掃のプロである衛生士がご自身では落としきれない汚れも除去することで、お口の中の細菌の数を減らし、結果的に全身の健康管理にもつなぐことが可能になります。
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まとめ
インフルエンザ予防というと、お口のケアは意外に思われがちですが、実はとても大切な習慣のひとつです。
「手洗い・うがい・歯みがき」をセットで行い、感染症に負けない体づくりを心がけましょう。
小さな積み重ねが、冬を元気に乗り切る力になりますので毎日の「歯みがき」を忘れず行うことが大切です。
また、定期検診をとおして、口腔ケアについてのアドバイスや歯みがき指導などもおこなっておりますので、お悩みや気になることがございましたらいつでもご相談くださいね。♩
当院では、インスタグラムやホームページで歯科知識のクイズやブログなどさまざまな情報を発信しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
- 日本歯科医師会. “手洗い、うがい、さらに『歯みがき』を!!インフルエンザ予防と歯周病菌の関係”. 日本歯科医師会公式WEBサイト. 2020-03-06.
https://www.jda.or.jp/jda/release/detail_102.html, (参照2025-12-28) - Abe S et al.Professional oral care reduces influenza infection in elderly.
Arch Gerontol Geriatr. 2006;43:157-164











