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2020.10.07

失った歯をそのままにしておくことのリスクの説明

小室歯科キャラクター

歯を失うとき、当然何らかの理由があり、痛みもなく自然に抜けたと言うよりは、歯医者さんと相談しつつ、思い切って、抜歯した、と言う経験をされている方が多いはずです。そのようないわば、”辛い”経験からか、歯を失ったままで、そのままにされている患者さんが多くおられます。

特に今年は、コロナウィルスなどの影響で、ついつい来院から足が遠のき、何となくそのままになっていた、と言う方もお見受けします。事実、1本くらいの歯の欠損では、感覚的には日常生活に影響がない、と感じる方も多いようです。

しかし、失った歯を放置していくことには大きなリスクがありますので、本日ではそのリスクと、治療法についてお話ししようと思います。

失った歯を放置することのリスク

失った歯を放置したままにすると、様々なリスクが発生します。その中でも今回は、その危険性を5つピックアップし解説します。

虫歯になりやすい

失った歯のお隣の歯は、根が露出した状態になっており、非常に歯磨きが難しい状態になっています。ワンタフトブラシなど、細かい部分の専用の小さなブラシも発売されています。

しかし、ホームケアには限界があり、歯科医院に来られたときには、歯磨きが不十分なこの部分から虫歯になっていることが多くあります

咀嚼能率の低下

咀嚼能率とは、同じものを噛むときに、どれだけ効率よく噛み砕くことができるか、ということを表す指標ですが、感覚的にこれまでと変わりなくものが食べられると言う患者さんでも、実際に数値で計測してみると、十分にかめていない、と言うことがほとんどです。

その結果、欠損している歯が多いと、どうしても、柔らかくて噛みやすい食事に偏りがちになり、多くの場合糖質過多になり、体に悪影響を及ぼします。最終的に、高血圧や、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなります。これが、メタボリックドミノ、と言われるものの引き金になると言われています。

歯が傾いてくる

歯を失ったまま放置しておくと、かみ合わせる力によって、徐々に歯のないところに横の歯が傾いてきます。そうなると、噛み合わせが悪くなるだけでなく、いざ歯の治療をしようとしたときに、横の歯をたくさん削らざるを得なかったなかったり、治療前に矯正治療をしなければならなくなったり、ますます虫歯や歯周病にかかりやすくなったりと、歯を失ってすぐに直す時よりも、期間も、治療費も多くかかることがほとんどです。

発音がしにくくなる

歯が抜けているところから、空気が抜けるため、場合によっては、非常に聞き取りにくい発音になることがあります。

見た目が悪い

最近では、少なくなりましたが、前歯などの治療をそのままにしておくと、当然見た目が悪く、場合によっては、就職活動など、社会生活に支障をきたすことがよくあります。

治療法について

治療法は、大きく分けて、ブリッジ、入れ歯、インプラント、そのまま放置、の4つに分けられます。歯がない部分の本数や、横の歯の状態、噛み合わせの状態、ご予算、ご職業、など、様々な観点から治療法を相談し、治療法を決められることをお勧めします。

ブリッジ

一番オーソドックスで、場合によっては保険適用もされる方法です。欠損している横の歯を削り、金属あるいはセラミックによって1つの塊としてかぶせものを作る方法です。
治療完了までの時間が少なくて済む半面、横の歯を削らないとならず、その歯に負担がかかる治療法でもあります。

入れ歯

入れ歯は、残った歯にバネを引っ掛けて、取り外し式の人工的な歯を入れる方法です。

これも、非常にオーソドックスな方法で、レジンと言うプラスチック材料を使用すれば、保険治療でも行います。しかし、より見た目が見た目が良く、つけ心地の良いものも工夫することができます。

欠損している歯が多い場合によく使われます。

インプラント

インプラントは、歯が失った部分の骨の中に、チタン製の人工の歯の根を埋め込み、その上にかぶせものを作る方法です。失ったの横の歯が弱い場合や、よりよく噛みたい場合などに、特に有効な治療法かと思います。半面、自費治療になり、外科手術になりますので、全身状態などを、よく調べた上で行う治療となります。

最近では、インプラントに関する治療法は徐々に確立されてきており、さらに当院では、デジタルシミュレーションや、サージカルガイドを使用するなど、安全性も以前に比べて飛躍的に担保されてきています。

放置

このブログの主題とは、若干相反するようですが、放置、も治療法の1つです。前から7番目の歯で、その後に歯がない場合、また、6番目の歯までで、十分社会生活を行える場合、そのまま放置して、メンテナンスにて経過観察をしていくこともよくあります。

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